雨水に関する情報やリプロンの裏側をご紹介

雨水浸透とは

その他

雨水浸透とは?

雨水を地中に浸透させる為の施設を雨水浸透施設といいます。
雨水を地中に浸透させることで地表面に水が溢れるのを抑制する効果があります。

雨水浸透の方法(施設)

雨水浸透の方法(施設)としては

雨水浸透槽

雨水浸透マス

雨水浸透トレンチ

砕石浸透・浸透側溝・透水性舗装

等があります。
雨水浸透槽
雨水浸透マス
雨水浸透トレンチ
は地中に施設を埋め、その施設内に雨水を集めた後に地中に浸透させる機能があります。

(雨水浸透槽)
雨水浸透槽

(雨水浸透マス)

  • 雨水浸透マス
  • 雨水浸透マス断面図

より多くの雨水に対応するならば雨水浸透槽は空隙率(雨水が入っていくスペース)が
95%程度(※製品により多少異なる)となっており、他の施設に比べより多くの雨水を集め
浸透させることが可能です。
雨水浸透槽を設置するには一定の設置スペースが必要になるので、スペースがない
場合や簡易的に設置したい場合は、浸透マスや浸透トレンチがお勧めです。

従来は浸透マスや浸透トレンチを用いる場合が多かったのですが、
近年は大型の台風やゲリラ豪雨の増加で雨水対策がより重要視されるようになり、
長期間施設を維持できるよう維持管理性が高く、空隙率の高い(より効率良く
雨水浸透ができる)という点で雨水浸透槽が評価され需要が伸びてきています。

重要度が高まる雨水浸透対策

近年、都市化が進み、コンクリート舗装された地表面が増えた為、
地中に雨水が浸透しづらくなりました。地中に流れ込む雨水の量が減り、
下水道に流れ込む雨水の量が増えた結果、都市型の浸水被害が多く起きています。
そしてその背景に追い打ちをかけるようにして、地球温暖化の進行は進んでおり、
大雨や局地的な短時間で雨が降る集中豪雨も今後増加すると予測されています。

(参考)【アメダス】1時間降水量80mm以上の年間発生回数
アメダス1時間降水量80mm以上の年間発生回数
※出典 気象庁

上記のことから、今後、雨水浸透は人間の安全な生活を守る為の重要なものとなるでしょう。
雨水と共存する明るい水来(みらい)の為に雨水浸透について皆で考えていく必要があるのです。